S15 シルビア 全塗装 2023年9月

S15シルビアです。外側、内側色替えの全塗装になります。

トヨタの089という3コートパールになります。

年式相応でなかなか厳しい状態でした。

全ガラス外していただきました。この時代の日産車はガラスのモールの淵にもう1本ファスナーというのがぴっちりボディにくっついているので前後ガラスは脱着必須だと思います。

クォーターのガラスも少々お値段は張りますが部品があるうちにやっておいたほうが良いと思います。

ガラスの周りはさびが出やすいです。

分解が終わりましたら養生して本体の補修に入りますが、今回はなかなか手ごわかったです。

建築用の塗料で塗られていたのか、はたまた硬化剤の配合がおかしかったのか研ぐとドロドロな感じで大変でした。

何とかなりましたのでひとまずサフを入れます。

スプレーパテに近い感じの濃さで厚めに入れています。

しっかりと研いで塗装前のサフをもう一度入れなおします。

パールホワイトに塗装するので明度の明るいサフで下地を作ります。

画像を見ながら当時の記憶をたどって書いています。

S15はルーフモールがないので内側と外側とに分けて塗装しました。

乾燥後に外側の下処理を済ませてマスキングを張り直し表の塗装をします。

本体を乾燥させている合間にパネル類を進めています。

この時期からブースが2基あるので効率が良くなりました。

裏側とフェンダーを塗装していきます。

赤からの色替えはこれだけ分解していてもかなり慎重になります。

赤は非常に目立つのでちょっとでも元色が残ってしまうと気になってしまいます。

パネル類が終わりましたら本体に取り付けます。

3コートの場合だと膜厚があるので何回もあぶっては冷やしてを繰り返します。

ドアと小物を進めていきます。

この時代のミラーは定番でボロボロになってしまっていることが多いです。

今どきのPPと違い安易に修理ができないので非常に困ります。

下手にパテを使うと密着が非常に悪いのであとあとトラブルになるし、かといって研いでならすこともままならない素材なんです。

ですのである程度研ぎならして濃い目のサフで何とかしている感じになります。

それにしてもこのパールはきれいな色でした。

純正のパールだともうちょっと黄色っぽくて古い感じがしてしまうのですが、この色は今どきの白くてキラキラが高輝度でした。

エアロはあちこち割れていたので新品を用意していただきました。

磨いて組み付けを行っています。

カウルトップは洗浄して艶消し黒で塗装しました。

この部分がきれいだと締まって見えます。

最後にガラス屋さんにガラスをつけていただいて完成となります。

ガラスモール類もすべて新しくなりますので、見た目が一新します。

ドアも外して塗っていますので、ドアを開けても元色が見えてしまうことはありません。

元からパールだったようになります。

ご利用ありがとうございました!

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