MR2 全塗装 2022年7月

今回から何台目かわからなくなるので題名に日付を入れていきます

今回はMR2の全塗装です。

内側まで全部色替えとなります。

色はアバルトのグリジオカンポボーロという舌を噛みそうになる名前ですが、いい感じのグレーです。

年式相応に外装はダメージが大きいです。

こうなると全面の補修が必要となります。

ひとまず分解していきます

この年代の車は分解するのも非常に大変です。

なおかつこの車は作りが特殊なので、壊さないように慎重にばらします

フロントのガラスモールがまだ部品出ましたのでガラス外しています

古くてダメになった塗膜を剥いでいきます。

白い箇所は純正の下地です。

同時に凹みも補修しつつ進めていきます。

下地ができましたらサフを入れていきます。

ガイドコートという黒い粉を全体にまぶして研ぎ残しの無いようにサフを研ぎます。

この作業で塗りあがりの出来栄えも変わってしまうので、ひたすら集中して研いでいます。

研ぎ終えましたら、またきれいに清掃してからマスキングをしていきます。

そうしましたら本塗りです。

ルーフは本当は別塗りしたいのですが、ルーフモールがない車両はここまでは一度で塗ります。

だいぶ白に近いグレーで珍しい色です。

本体が終わりましたら乾燥させつつ次に進みます。

上面3パネルですね。

エンジンフードがあるので普通の車より1枚多いです

ぼこぼこ盛り上がっているのがターボ車です。

エンジンフードの内側のダクトから雨がもろに入って一番水がたまるところです・・・

年数で考えるとまあしょうがないですね。

また無心になりひたすら剥いでいきます

文章にすると1行なのですが、時間かかります

やっとこさサフが入って達成感が出ます。

表のサフまで入れたら先に裏を本塗りしてしまいます

裏が塗り終わったら乾燥させて表を進めていきます。

基本的にウチではこの流れで進めています。

また集中してサフを研いで本塗りをします。

まだまだ塗るものはいっぱいあります。

左のフェンダーだけはクリヤが入った再塗装がしてありましたので、剝ぎ取らなくても大丈夫でした。

怖いので一応サフは入れますけど・・・

無事にサフを入れてからまた本塗りに進みます

大物のパネルを塗り終えると、あとは細かい部品を残すのみとなります。

ようやく終わりが見えてきて心が軽くなりますw

パネル類は次々と組みつけて違う作業を進めている間に乾燥させていきます

遠赤2台使ってがっちりと熱を入れます。

見づらいですが純正オプションにフロントリップが2か所裂けています。

素材がABSなので溶着できないので、接着剤でくっつけるしかありません。

一応メッシュシート入れて裏からくっつけました

表は透明でわからないですが、UVパテで処理してあります。

そしてフロントバンパーですが、この時代の素材はウレタンです。

今どきのバンパーと違って基本的に修理ができないので、ある程度研ぎこんでサフでの処理となります。

ですが謎の陥没が取り切れないので、今一度ダメな部分濃ゆいサフを入れました

今どきのPPバンパーみたいに傷がなくなるまでバンバン研ぎこめればいいのですが、そうもいかないのでなかなか厳しいですね

ようやく完成しました

大物が終われば後は細かいパーツたちです。

ただ、点数がかなり多いです。

各部磨きを終えて組付けが完了しましたら、エンブレムを貼っていきます。

今回はガラスコートも同時施工なので塗っていきます

ウチではG’ZOXのものを使っています。

リップの割れも大丈夫そうです。

あとは各部掃除して、灯火の確認をして完成となります。

ご利用ありがとうございました。

MR2もだいぶ欠品部品が増えてきています。

施工をお考えの方はお早めに!

部品だけでも押さえておいた方が良いかと思います

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