70スープラ 全塗装 2022年11月

少し懐かしい70スープラの全塗装です。

外装、内装とも同色で全塗装となります。

年式相応で外装はかなり大変なことになっていました

この状態だと分解する際にあちこちのボルト類もボキボキと折れてしまう事態になりそうですが、

今回はオーナーさんの手があちこちに入っていて、一度ほぼ全部分解してあったので非常に助かりました。

おかげさまで割とスムーズに分解できました。

エンジンルームの写真撮り忘れましたが、オーナーさん仕上げでメチャクチャきれいに仕上がってました。

当然そのままでは塗れないので各部補修していきます。

凹みを直しつつ旧塗膜を剝がしています。

ガラス回りなど水がたまる箇所は錆が少々出始めていましたので、処理します。

細かい凹みも多数ありました。

エッジまでパテを入れてないのは一応理由があります。

2回サフを入れるのを前提なので、1回目を濃くしてスプレーパテ代わりにするので小範囲でのみパテが残っております。

UVパテなので色がないからわかりづらいですね。

1回目のサフを入れて、ガッツリ熱を入れて乾燥させます

しっかりと乾燥させたらガイドコートを塗ってひたすら研ぎます。

ここは面出しが目的なので180番で研いでます。

そして濡らしてつやを出して確認します。

全部研ぎ終えたら、今度は細かい部分まで最終で全部サフを入れます。

最終のサフを研いだら、ようやく本塗装に入ります。

給油口内部はオーナーさん仕上げできれいに塗られていたので、生かしてます。

本体の塗装がやっとこさ完成です。

そういえばこんな色だったなーと当時を思い出します。

本体は乾燥スペースに移動させて、ドア、ボンネット、バックドアと続きます

こちらも同じくダメな塗膜をはぎ取ります。

必ず全部2回サフを入れるわけではないのですが、2回目をやはり入れました。

ボンネット、バックドアはまず裏を先に塗ります

各裏面と、ドアを塗装しました。

今度は表とフェンダーを塗装するのですが、問題が起きました。

フェンダーはオーナーさんに用意していただいたものを使用したのですが、研ぎ具合が何やらおかしい感じ・・・

嫌な予感がしたのでラッカーで拭いてみると、

あ~あ、でした。

缶スプレーで塗られてました。

仕方がないので剥離剤でめくりました。

反対側のフェンダーはオリジナルのものを剥がして使用しています。

こちらもやっと塗装までこぎつけました。

乾燥させましたら、場所ふさぎなのでパネル類は取り付けてしまいます。

その後もう1度熱を入れてよく乾燥させます。

すでにサフを入れてありますが、小物もたくさんあります。

あちこち分解すると小物も結構大量になるので、1回では塗り切れない時もあります。

はみ出してる!

というわけではなくて、

後ほどマットブラックで下は塗ってあります。

次はバンパーたちです。

この時代の素材はなかなか手ごわいです。

すべてサフを入れて塗装に入ります

OKです。

オーナーさんの自作リップはマットブラックで塗りました

まだ車両を1周回っているモールが残っております。

サフを入れました。

twin turbo RのRだけは、はがすと再利用できなくなってしまい部品がもう廃盤のためマスキングで対応しました。

この辺の細かい情報はオーナーさんのほうが詳しい場合が多いです。助かります。

無事に塗り終わり、塗装はすべて完了しました!

細かい部品をつける前に磨きは終わらせて仕上げておきます。

磨きが終わったらどんどん組付けていきます

またちょっとしたトラブルがありました。フロントガラスはモールだけ外したのですが、モールのクリップがどうやってもガラスの隙間に入らなくなりました。

仕方がないのでガラス屋さんに来てもらって、ガラスを外してまたモールセットで付け直してもらいました。

もともと一度外すとガラスを取らないと戻せないんだそうです。

リトラ特有の調整があります。

カバーがボンネット、バンパーに当たらないようにセットして且つ各々の隙間をいい感じのところに合わせます。

組付けが終わったら灯火類、電装系を確認して完了となります。

サイドガラスが仮止めのために軽~くしか洗車はできず、各部細かい個所はオーナーさんが仕上げるということでした。

仮ナンバーで入庫いただいて出庫の際も仮ナンバーでした。

最近はほとんど見なくなった車種ですが、いまみてもやっぱりかっこいい車でした!

ご利用ありがとうございました

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です